映画『告白』の感想|恋愛の話だと思った僕が「人間って怖い」と震えた

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映画『告白』は恋愛の話なのか、それとも怖い作品なのか。タイトルから想像していた僕の感想です。

映画『告白』の感想を一言でいうなら、「人間って怖い」。

僕の評価は5段階で5。普段は「僕も頑張ろう!」と思える明るい映画が好きなのですが、これは全然そういう映画ではありません。それでも、観てよかったです。単純に映画として面白かったから。

ここからは物語の設定や復讐に触れる感想があります。未鑑賞で何も知りたくない方は、鑑賞後にどうぞ。

この記事は2018年に観たときの感想をもとにしています。アフィリエイトリンクが含まれます。

教室の表紙と「告白」で、恋愛の話だと思っていた

最初に書店で原作の本を見たとき、表紙から「恋愛の話かな?」と勝手に想像していました(笑)。

だって、教室の絵で『告白』ですよ。

そんなの、放課後の教室に呼び出されて告白されるとか、そんなんしか思いつかんかってんもん!

ま、全然そんな可愛らしい話じゃなかったんやけどね。

僕は邦画をあまり観ないのですが、当時Amazon Prime Videoで評価が高かったので観てみました。そこで待っていたのが、恋愛ではなく復讐の物語でした。

映画『告白』はどんな話?

娘を亡くした教師が、教室で生徒たちに語り始めるところから動き出す、復讐の物語です。

主演は松たか子さん、監督・脚本は中島哲也さん。湊かなえさんの小説が原作の2010年の映画です。東宝の作品情報では、本編106分、R15+と案内されています。

教師は、自分の娘を殺したのはクラスの生徒だと語ります。そして相手がいちばん嫌がるような方法で、復讐を仕掛けていく。

現実にあったら最悪な話ですが、フィクションです。それでも僕には、身近な学校が舞台で、日本語の会話が続くぶん、妙に現実っぽく感じられて嫌な怖さがありました。

松たか子さんの、冷徹な復讐者としての演技

松たか子さんの演技力がハンパねえっす。

僕には、感情を表に出さない表情が、冷徹な復讐者として強く残りました。大きく怒鳴る怖さとは違う、淡々としているからこその怖さです。

復讐のやり方も含めて、もうね、衝撃、衝撃。人間ってこえ〜〜、ガクブル、という感じでした。

見どころとして当時メモしたのは、演技、人間の怖さ、映画の構成、綺麗な映像。この作品は、単に起きることが残酷だから印象に残ったわけではありません。見せ方も含めて引き込まれました。

復讐しても、娘は帰ってこない

怖さだけでなく、悲しみや苦悩を感じた場面もあります。

映画『告白』で、教師・森口悠子の表情が映る場面
批評している場面:映画『告白』(2010年)。©2010「告白」製作委員会。元の記事で取り上げた場面です。

本当はこんなことをしたくないのではないか。復讐したところで娘は帰ってこない。冷徹な復讐者になろうとしても、人の気持ちは残っているのではないか。

それでも、このつらさと戦いながら復讐を進める。

僕はこの場面を、そんなふうに受け取りました。作中で一つの正解として説明されたことではなく、僕の解釈です。観た人によって、ここは感じ方が違うと思います。

怖い映画なのに、親に感謝しようと思った

観ていて、小さい頃の家庭環境についても考えさせられました。

それで僕が思ったのは、オカン、オトンに感謝しよう、ということです。

ありがとう、愛してくれて。愛情を注いで育ててくれて。

明るく前向きになる映画ではなかったけれど、僕自身の生活を振り返る気持ちは残りました。登場人物の家庭環境だけで人の行動が決まる、という話ではなく、映画を観た僕が自分の親を思い出した、ということです。

どんな人にすすめたい?

ゾワーッとする怖さや、人間の感情が絡む物語を観たい人にはすすめたいです。反対に、元気をもらえる明るい映画を探しているときには、かなり方向が違います。

血の描写もあるので、苦手な人はその点も考えて選んでください。

正直、邦画でここまでショックを受けたのは『22年目の告白』以来でした。え、あれも「告白」って名前ついてる……。告白ってついてる邦画は名作説濃厚ですね(笑)。

僕が2018年に観たのはAmazon Prime Videoでした。今の配信や見放題対象は変わるので、告白Prime Videoの『告白』作品ページで、視聴条件を確認してください。当時観られたことを、今も無料という案内にはできません。

もう少し違う気分の映画を探したい人は、『アバウト・タイム』を観た感想も書いています。

参考引用情報

この映画を観るか迷っている人は、本文の感想から自分が観たい作品の雰囲気と合うか確かめてください。僕の驚きも含めて、作品選びの一例にしてください。

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