『筋トレを科学する』感想|基礎を学んだ読書メモと、今見直したい説明

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『筋トレを科学する』は、筋トレの基礎を科学的に理解したくて読んだ一冊です。元記事には、筋繊維から食事まで、かなり幅広くメモを残していました。

基礎的な知識を得られた、というのが当時の感想です。一方で、今読むと、そのメモをすべて同じ強さで断言するのはよくないと感じる部分もあります。学んだテーマと、説明を見直したい点を分けて整理します。

筋力とパワーは、同じ言葉ではなかった

元記事には、筋力はどれだけ大きな力を出せるか、パワーは素早く力を発揮することにも関わる、とメモしていました。

重いものをゆっくり持ち上げることと、素早く動くこと。その違いを考える入口です。

筋肉が大きければ、どんな競技でもうまいというわけではありません。ただし、逆に「ボディビルでつけた筋肉は使えない」と切り捨てるのも違います。目標の動作に応じた練習が必要だと考える方が、次に何をするかにつながります。

上げる動作だけでなく、戻す動作も見る

ポジティブ、ネガティブという動きの違いも、当時メモしたところです。

ダンベルカールなら、曲げて持ち上げるときと、重さに抵抗しながら下ろすとき。筋肉の働き方を分けて見ると、回数だけでは分からない動きの内容へ目が向きます。

詳しくはポジティブ・ネガティブ動作の記事へ。片方だけを特別扱いするより、コントロールできる負荷を選びたいです。

筋肉痛や成長ホルモンを、成果の点数にしない

元記事では、筋繊維の損傷や成長ホルモンについても細かく書いていました。でも、痛みが強いほど筋肉が育つ、という評価はできません。

また、運動直後のホルモンの増加を狙えば、その分だけ筋肥大するとも限りません。Westらの研究では、若い男性12人が15週間腕を鍛え、ホルモンの反応が大きく違う条件でも、腕の筋肥大・筋力の増加に差は認められませんでした。

ホルモンに役割がないという話ではなく、運動後に一時的に増えた量を、長期的な成果へそのまま置き換えないということです。筋肉痛については痛みとトレーニングの判断も参考にしてください。

ウォームアップは、温度の数字だけを追わない

当時は「お風呂とかサウナで温めたらええんちゃうん?」とも考えていました。

ただ、体を温めることと、その日の動作に慣れることは同じではありません。軽い活動から始め、種目を軽い負荷で練習して、徐々に本セットへ進む。動きの準備も含めて考えたいです。

筋肉を何度にすれば正解、という数値を自分で狙う必要はありません。ストレッチとの組み合わせは筋トレ前後のストレッチの記事に整理しています。

食事や有酸素運動のメモは、条件と一緒に読む

元記事には、筋トレ後の有酸素運動や、食事の回数を増やすことなどもメモしていました。

しかし、糖質を使い切ってから脂肪が燃え始める、空腹になっただけで筋肉から優先的に失われる、といった単純な順番では説明できません。

食事は体づくりの食事、運動の組み合わせは筋トレと有酸素運動で、目的と条件に合わせて確認してください。

この本を読んだ後、何をしたかったか

学んだことを、自分の筋トレとパーソナル指導に活かす。それが当時の次の行動でした。

2015年刊の本なので、今の研究を知るときは新しい資料も必要です。幅広い基礎を学ぶきっかけとして読む候補ですが、各項目を永久に変わらないルールにはしない方がよいと思います。

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参考引用情報

資料確認:2026年9月26日。商品リンクにはアフィリエイトリンクを含みます。

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