『女性のための最高のストレッチ』を読んだ僕の感想は、「男性にも使えるストレッチや考え方が学べた」でした。
僕は男なので、女性の体について知らないことが多い。それを学ぼうと思って手に取りました。
ところが、特に女性だからという内容はなかったように思う、と元記事に書いています。タイトルから想像していたものと、読んで持ち帰ったものに違いがあった一冊です。
姿勢や呼吸にも、目が向いた
元のメモには、腸腰筋、背中、胸椎、腹筋などのストレッチと、肋骨の動きを感じる呼吸の話が残っていました。
筋肉を鍛えるだけでなく、自分がどの範囲で動けるかを見る。そうした視点を、自分のストレッチやパーソナル指導にも使いたいと思っていました。
ただし、姿勢を見ただけで全員の「歪み」を診断したり、どの筋肉が悪いかを決めたりできるわけではありません。左右差があること自体が、すぐ病気を意味するわけでもないです。
ストレッチでくびれの脂肪は落ちる?
ストレッチだけで、狙った部分の脂肪が落ちると考えるのは適切ではありません。動きや姿勢の変化と、体脂肪の減少は分けて見ます。
元記事には、腹筋をほぐせばくびれのスペースができる、腹筋は鍛える必要がない、といった説明もメモしていました。それを全員に当てはまる指導としては残していません。
お腹の見た目についてはお腹を薄くしたいときの記事、くびれについてはウエストと体づくりの考え方へ。筋トレ、食事、動きやすさには、それぞれの役割があります。
柔軟性を高める方法は、一つではない
ストレッチは、関節を動かせる範囲を広げるための方法です。一方、筋トレをすると必ず体が硬くなるとも限りません。
2023年の系統的レビューでは、筋力トレーニングによる関節可動域の改善が示され、ストレッチと比較した改善の差は明確ではありませんでした。健康な人を中心とする研究で、個別の痛みの治療を保証するものではありません。
ストレッチを先に完璧にしてからでないと筋トレができない、と考えなくて大丈夫です。詳しくは体が硬いときの筋トレとストレッチにまとめています。
痛みに耐えるストレッチにしない
「痛いストレッチは間違い」という点も、元記事で気になったところでした。
可動域を広げたいからと、強く引っ張り続ける必要はありません。息を止めず、無理のない範囲で行います。肋骨やお腹の動きを感じる練習も、できるだけ大量に空気を出し入れする競争にはしないでください。
ローラーなどの道具も、筋膜を物理的にはがすと考える必要はありません。強さや回数を増やす前に、自分が何を目的に使うかを確認したいです。
この本を読むなら
部位ごとのストレッチや、姿勢・呼吸に関心がある人には候補です。男性の僕にも持ち帰れる考え方がありました。
一方、ストレッチだけでサイズダウンすることや、痛みの原因を特定することを期待して選ぶのはすすめません。僕の読後の目標は、自分とお客様の運動へ活かすこと。実際のサイズ変化を報告する記事ではありません。
参考引用情報
- 本人の元記事に残る読書目的・感想・次に取り組みたいこと。
- CiNii Books:書誌情報。
- 2023年の系統的レビュー
資料確認:2026年9月26日。商品リンクにはアフィリエイトリンクを含みます。

元パーソナルトレーナー、福岡のITベンチャーで働くサラリーマッチョ。
独学で55kgのガリガリ→75kg(筋トレ歴10年)
現在はおいしいものを食べるためにゆるく楽しく週5で筋トレ継続中。
元パーソナルトレーナー時代に得た知識と筋トレ歴10年の経験を共有します。
20代|168cm|75kg
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