『チカラを発揮するコツ』感想|同じ動きでも、伝わる感覚は人によって違う

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『チカラを発揮するコツ』で僕が指導に活かしたいと思ったのは、同じ動きを目指しても、本人に伝わる感覚は違うという視点でした。

読む目的は、アスリートがどのように体を使っているかを学ぶこと。筋力の大きさだけではなく、体の使い方に目を向けるために読みました。

見えている動作と、本人の感覚は同じではない

元記事には、動作を直すための感覚は人によって異なる、とメモしていました。

外から見て同じように動いていても、本人がどこに意識を置いているかは分かりません。「もっと腕を動かして」と言うだけで伝わる人もいれば、別の部分を意識した方が分かりやすい人もいる。

その違いを考える材料になったのが、この本でした。もちろん、すべての人の動作に唯一の正解がある、と決める話ではありません。

膝や腕だけを切り離して考えない

メモには、膝の力を抜く感覚、上腕や股関節の外旋、体幹、足裏、視線など、いろいろな箇所が出てきます。外旋は、腕や脚を外側へ回す動きのことです。

腕をどう動かすかを考えるときも、肩だけでなく鎖骨や肩甲骨、体幹との関係を見る。動きが気になる場所だけをずっと直そうとするのではなく、全体を見て考えるためのメモでした。

本に出てくる選手の事例は、僕が指導して改善させた実績ではありません。また、一つの事例でうまくいった声かけが、全員に合うわけでもないです。

パーソナル指導にどうつなげたかったか

元記事のネクストアクションは「今後のパーソナルに活かす」でした。

その方向で考えるなら、たとえば次のような確認ができます。以下は指導を考える例で、実際のお客様との会話を再現したものではありません。

  • まず動いてもらい、本人がどこを意識したか聞く。
  • 一つだけ声かけを変えて、動きや負担感が変わるか見る。
  • 動きやすくなった感覚を、本人の言葉で確認する。
  • 痛みが出る動きは、うまくなるまで我慢させない。

いろいろな言葉を一度に投げても、どれが役立ったか分からなくなります。相手の感覚を確認する、という読書の気づきを大切にしたいです。

漫画で動きを考えたい人に

小田伸午さん原作・監修、三ツ井滋之さん脚本・画の本です。出版社の紹介でも、球技の動作や、理論と感覚の違いを扱うとされています。

体の使い方を漫画から考えてみたい人や、指導の声かけを見直したい人には候補になります。一方、けがを診断する本や、そのまま全員に実施するリハビリの手順書ではありません。

体の仕組みから学びたい場合は解剖学の本を読んだ記録、実際の動きの確認は胸トレと肩甲骨の記事もどうぞ。

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参考引用情報

資料確認:2026年9月26日。商品リンクにはアフィリエイトリンクを含みます。

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