『スターティングストレングス』は、BIG3を「なんとなくできる」から、動きの理由まで考えたい人にすすめたい本です。
僕が読んだ目的は、BIG3をもう一度復習して、さらに深掘りして学ぶことでした。
読んで一番感じたのは、これまでやってきたBIG3のやり方を、細かいところまで全く突き詰められていなかったということ。筋トレをしてきたつもりでも、まだまだ考えるところがあるんだなと痛感しました。
当時までに読んだ筋トレ本の中では、最もハイボリュームに感じた一冊です。この記事では、僕の読書の感想と、これから読む人が選ぶときのポイントをまとめます。
商品リンクには広告を含みます。購入記録は2019年、感想は当時の読書メモに基づきます。
スターティングストレングスはどんな本?
スクワット、プレス、デッドリフト、ベンチプレス、パワークリーンを中心に、バーベルトレーニングを詳しく学ぶ本です。BIG3だけの解説書ではありません。
| 書名 | スターティングストレングス |
|---|---|
| 著者 | Mark Rippetoe |
| 日本語版の出版社 | 医学映像教育センター |
| 今回紹介する版 | 2019年、ISBN 9784862438164 |
| 中心となる内容 | バーベル5種目の動作、補助種目、トレーニングの組み方 |
書誌と収録内容は出版社の公式案内で確認できます。サンプルへのリンクもあるので、説明の細かさが自分に合うか見てから選べます。
僕が「細部まで考えられていなかった」と感じたところ
当時の読書メモには、足の位置、バーベルの位置、手の使い方、身体の傾きなど、細かい点がたくさん残っています。種目名を知っていることと、その動きを説明できることは違いました。
スクワットは、ただしゃがんで立つだけではなかった
特に多くメモしていたのが、スクワットです。バーを担ぐ位置、足幅、股関節と膝の動き、バランスをどう取るか。ひとつの動作なのに、見るところがこんなにあるのかと感じる内容でした。
ロウバーとハイバーを同じフォームとして考えないことや、身体の比率によって姿勢が変わることは、自分の動きを確認するきっかけになります。
ただ、本の説明から角度の数字だけを抜き出して、全員に同じ姿勢を当てはめるのは避けたいです。「必ず背中を何度にする」と数字だけを守っても、自分の身体で無理なく動けるとは限りません。
ベンチプレスも、腕と胸だけで終わらない
握り方、胸の位置、背中の支え、足で床を押すこと。ベンチプレスのメモも、単に重りを上げるという説明では終わりませんでした。
僕自身の経験として、足の使い方や姿勢の違いを考えた話は、ベンチプレスで足をどう使うかにも書いています。ただし、そこでの変化を全部この本の効果と断定するものではありません。
フォームの練習でも、安全装置や補助は大切です。特にベンチプレスでは、握り方のメモを自己流に解釈して、バーを落としやすい持ち方にしないでください。
プレスとパワークリーンまで視野が広がる
僕はBIG3の復習が目的でしたが、本では頭上へ押すプレスやパワークリーンも扱います。
普段取り組んでいない種目が出てくると、読むだけで動きをつかむのは簡単ではありません。技術が必要な種目ほど、文章を読んだらそのまま高重量で実践、とはしない方がいいです。練習環境や指導を受けられるかも含めて考えたいところです。
読んだら、どれくらい重量が伸びる?
僕のこの読書記録から、何kg伸びたとは言えません。元のメモに残したのは、「繰り返し読んで理解し、自分のトレーニングとパーソナル指導に活かす」という次の行動でした。
本を読んだことと、その後に何を変えてどんな結果が出たかは分けておきたいです。
僕が強くすすめたいと感じたのは、すぐ記録が伸びる魔法の手順があるからではなく、自分がわかったつもりになっていた動作を見直す材料が多かったからです。
初心者にもおすすめ?
バーベルの基本をじっくり覚えたい初心者には候補になります。ただ、初日のメニューだけをすぐ知りたい人には情報量が多い本です。
| 向いている人 | 別の入り口も考えたい人 |
|---|---|
| BIG3のフォームを理由から学び直したい | 家で器具なしの運動だけを始めたい |
| 文章や図を何度も確認しながら練習したい | 短い動画ですぐに動きをつかみたい |
| バーベルの動作を説明する力もつけたい | 今ある痛みの診断や治療を求めている |
本で学ぶ方法と、実際に動きを見てもらう方法は組み合わせられます。僕の独学の進め方はYouTubeと本で筋トレを学んだ話も参考になると思います。
バーベルの本だけど、マシンがだめという意味ではない
この本はバーベルの筋力トレーニングを中心にした本です。その特徴と、「どんな目的でもマシンより優れている」という主張は分けて考えます。
2023年のメタ分析では、フリーウエイトとマシンの間で筋肥大に有意な差は確認されませんでした。一方、フリーウエイトで測る筋力は、フリーウエイトで練習する方が伸びやすい結果でした。
本を参考にするときも、自分の目的が「バーベルを上手に扱うこと」なのか、「特定の筋肉を鍛えること」なのかを整理すると、取り入れ方を考えやすくなります。
読みながら練習するなら、一度に全部変えない
今からこの本を使うなら、次のように、確認する点を絞る方法があります。
- 次のトレーニングで行う種目の章を読む。
- 自分が説明できない点を一つ書き出す。
- 軽い負荷で動きを確認し、必要なら撮影や指導を利用する。
- 違和感があれば、その箇所を読み直して相談する。
本を読んでいると、早く全部試したくなるかもしれません。でも、新しい種目もフォーム変更も、まずは余裕のある負荷から。膝や腰に痛みがある人は、本のフォームなら安全と決めつけず、状態に合う方法を確認してください。
ほかの筋トレ本と迷っているなら、僕が読んだ筋トレ本の紹介へ。ベンチプレスに絞って学びたい場合は、ベンチプレスの本を読んだ感想もどうぞ。
参考引用情報
確認日:2026年9月26日。当時の読書メモをもとにした感想です。書籍の詳細な手順は本の図・文脈と合わせて確認してください。

元パーソナルトレーナー、福岡のITベンチャーで働くサラリーマッチョ。
独学で55kgのガリガリ→75kg(筋トレ歴10年)
現在はおいしいものを食べるためにゆるく楽しく週5で筋トレ継続中。
元パーソナルトレーナー時代に得た知識と筋トレ歴10年の経験を共有します。
20代|168cm|75kg
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