正直、表紙とタイトルにつられて購入した。
満尾正さんの『食べる投資』を読んだきっかけは、これです。「未来の健康のために、どう食べればいいのか」を知りたくて読みました。
感想を先に言うと、栄養の復習にもなったし、新しく知ることもあった。ただ、割とマニアックで、知らなくてもいいようなことも多かったように思う。
だから、細かい栄養の話を読みたい人と、今日の晩ご飯をどうすればいいか知りたい人では、受け取り方が変わりそうな本です。
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『食べる投資』を読んだ目的
健康への関心が高まる中で、将来の身体のためになる食事はどのようなものなのか。それを学ぶために読みました。
僕は、それまでにも割と似たような本を読んでいました。なので、全部が初めて聞く話というわけではなく、「復習にもなったし、知らなかったこともあり勉強になった」というのが読後のメモです。
タイトルにひかれて買った本ですが、メモにはビタミン、ミネラル、炭水化物、食物繊維など、いろいろな栄養素の話が残っています。
よかった点と、マニアックに感じた点
食事を、栄養素の面から見直す材料になった
タンパク質や炭水化物だけでなく、ビタミンやミネラルにも目を向ける内容が、当時のメモには多くありました。
食べ物の名前だけでなく、その中に何が含まれているのかを知る。すでに読んだ栄養の本と重なるところは復習になり、知らなかった言葉や説明もありました。
筋トレをしているとタンパク質の話が気になりやすいですが、食事を考える材料はそれだけではない、というテーマの本として読めます。
知識が増えても、食べるものを決めるのは別
一方で、僕は「割とマニアックで知らなくてもいいようなことも多かったように思う」とも書いていました。
実際、当時のメモは細かい栄養素や身体の仕組みの話が続いた後に、こうなっています。
「結局、何食べたらええねん?」
この一言が、読んだ時の距離感をよく表していると思います。知識として知ることと、自分の食事を決めること。その間をつなぐ作業は、読む側にも必要です。
結局、何を食べるかに落とし込むなら
特定の食材だけに期待するより、主食・タンパク源・野菜などが偏っていないかを見るところからです。
僕の読書メモには、納豆、魚介類、鶏肉、卵、葉物野菜、キノコなどが並んでいました。ただし、これは読書中に残した食品のメモ。僕が毎日すべて食べていたという意味ではありません。
日常の食事に置き換える例としては、次のように考えられます。
- タンパク源がいつも同じなら、肉だけでなく魚、卵、大豆製品も選択肢にする。
- 主食と肉だけで済ませているなら、野菜やキノコなどを組み合わせる。
- 炭水化物を一律に抜く前に、食事全体の量や活動量を確認する。
WHOの健康的な食事の説明でも、多様な食品を取り入れることが基本になっています。ある一品を足せば健康になる、という捉え方にはしないほうがよいです。
炭水化物の量や、糖質と食物繊維の違いを先に整理したい人は、炭水化物についての記事へ。減量が目的なら、僕の減量経験と食事の基本もあわせて読んでみてください。
健康本のメモを、そのままサプリや薬の使い方にしない
栄養について学ぶことと、サプリの必要量や治療を自分で決めることは別です。
たとえばビタミンDは、必要な栄養素でも多く摂るほどよいわけではありません。米国NIHの資料では、サプリなどからの過剰摂取による健康被害も説明されています。本に数字が出てきても、食事やほかのサプリとの合計、持病や服薬を無視して、そのまま自分の量にはできません。
また、以前の僕のメモには「日本の医学部教育に栄養学がない」という記述がありました。しかし、現在確認できる文部科学省の医学教育モデル・コア・カリキュラムには、栄養・代謝に関する学修項目があります。「医師は栄養を知らない」と一括りにする説明は訂正します。
短く書き留めた読書メモでは、条件や文脈が抜けることもあります。薬の変更や病気の治療については、書評を根拠に判断せず、担当の医師や薬剤師に相談してください。
どんな人に向いている?購入前に確認したいこと
食事と栄養をもう少し掘り下げて考えたい人には、読む候補になる本です。一方、手早く作れる献立や、筋トレ向けの食事メニューだけが欲しい人には、細かい説明が多く感じられるかもしれません。
僕の読後のネクストアクションは、「日頃の食生活に活かす。また、お客様への食事指導にも活かす」でした。ここに書いているのは当時の読書感想で、この本の方法で体調や指導成果が変わったという報告ではありません。
紹介している購入先は2019年の単行本です。出版社には2024年の文庫版もあるため、買うときは版と形式を確認してください。
食事に限らず、トレーニングの基礎も本で学びたい場合は、僕が読んだ筋トレ本の比較にまとめています。
参考引用情報
- 満尾正『食べる投資』。読書当時の本人メモをもとに感想を整理。
- 国立国会図書館サーチ:2019年単行本の書誌。
- アチーブメント出版:文庫版『食べる投資』。
- WHO:Healthy diet。
- NIH Office of Dietary Supplements:Vitamin D(一般向け)。
- 文部科学省:医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)、栄養・代謝に関する項目。
外部情報の確認日:2026年9月26日。

元パーソナルトレーナー、福岡のITベンチャーで働くサラリーマッチョ。
独学で55kgのガリガリ→75kg(筋トレ歴10年)
現在はおいしいものを食べるためにゆるく楽しく週5で筋トレ継続中。
元パーソナルトレーナー時代に得た知識と筋トレ歴10年の経験を共有します。
20代|168cm|75kg
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