【腕周り40cm】腕が細い人に限ってアームカールをするよねって話

※当サイトはアフィリエイト広告を含む場合があります

【筋トレ1年目の教科書のような存在になりたい】

こんにちはモリショーです(SNS)!

福岡市でフリーランスのパーソナルトレーナーをしております。

先日、以下のツイートをしました。

 腕が細い人に限ってアームカールをする(上腕二頭筋)

腕の筋肉の約2/3は上腕三頭筋

腕を太くしたいなら三頭筋を鍛えるナローベンチやエクステンションをすべし

ナロープッシュアップでもグーです👍

上記を深掘りします。

腕を太くしたい!」という願いをお持ちの方は多いと思います。

結論:腕を太くしたいのにアームカールばかりやるな!上腕二頭筋だけじゃなく上腕筋と上腕三頭筋を鍛えろ!

理由:上腕二頭筋はそんなに大きな筋肉ではなく、上腕三頭筋や上腕筋の方が大きい筋肉だから

詳しく解説していきます。

腕が細い人ほどアームカールをする

アームカールというのは↑のトレーニングです。

筋トレ=アームカールというようなイメージをお持ちの方は多いと思います。

僕も筋トレをはじめたての頃はそうゆうイメージを持っていたし、「腕を太くしたい」と思いながらアームカールをしていました。

しかし、アームカールをしていてもあまり腕は太くなってくれませんでした。

その理由は解剖学を学ぶうちにわかったのです。

腕の筋肉の構造

赤が上腕三頭筋で

緑が上腕筋

青が上腕二頭筋です。

これでお分かりいただけると思いますが、上腕二頭筋よりも上腕筋や上腕三頭筋の方が大きい(太い)ですよね。

ですので、それらをしっかり鍛えた方が腕は太くなりやすいのです。

Wikipediaでも言われてます。

ボディビルなどで、上腕部のトレーニングを行う際には、つい上腕二頭筋(いわゆる力こぶ)ばかりに集中しやすいが、筋肉全体の太さだけで言えば上腕三頭筋の方が太いため、こちらを鍛える方が、より太い腕にする近道であるといえる。

上腕三頭筋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

上腕三頭筋の構造

上腕三頭筋は名前の通り、3つの頭(筋肉)から成り立っています。

  • 一番大きい長頭
  • 外側にある外側頭(がいそくとう)
  • 内側にある内側頭(ないそくとう)

内側頭は深いところにあり、長頭と外側頭をぱっかーんと取り除いてあげると見えてきます。

↑内側頭だけを表示した場合

長頭と外側頭に隠れていて、ちっちゃくてかわいいでしょ?

え、かわいくない?

あらそうですか。。。

上腕三頭筋の付着部 起始・停止

難しい名前はどうでもいいのでわかりやすく覚えましょうね

上腕三頭筋の付着部 起始・停止

  • 長頭:肩甲骨〜肘の骨
  • 外側頭:腕の骨の上のほう〜肘の骨
  • 内側頭:腕の骨の下のほう〜肘の骨

長頭だけが2関節をまたいでいる2関節筋であるということ

そして、付着は意外にも肩甲骨であるということが特徴です。

上腕三頭筋の作用(働き・機能)

上腕三頭筋を鍛えるには、上腕三頭筋の作用を理解する必要があります。

そして、その作用に沿った動きに負荷をかけてあげることで上腕三頭筋が最大限働きます。

上腕三頭筋の作用

  • 肩関節の伸展(長頭のみ)
  • 肩関節の内転(長頭のみ)
  • 肘関節の伸展

肩関節の伸展(腕を肩ごと後ろに引くような動作)

この肩の伸展動作は上腕三頭筋の長頭だけの作用です。

外側頭、内側頭にはこの作用はありません。

ですので、長頭を重点的に鍛えたいのであれば、この肩の伸展動作を行うトレーニングを行えばいいことがわかります。

すごい!解剖学ってそんなこともわかるんだ面白いね!

肩関節の内転

腕を横から体の横におろしてくるような動作です。

実はこの動きも三頭筋の長頭による作用の一つなんですね。

意外ですよね〜

このように、三頭筋の中でも長頭だけが肘関節と肩関節の2関節をまたぐ2関節筋なので、作用が多くなっています。

肘関節の伸展(肘の伸ばす動作)

この肘の伸展動作は全ての三頭筋が持つ作用です。

なのでとりあえず三頭筋を鍛えたいなら肘を曲げ伸ばししていればいいってことになります。

上腕三頭筋の鍛え方

以上の解剖学的な知識を踏まえた上で、じゃあどんなトレーニングをすればいいのかということですね。

オススメのトレーニングは以下の通りです。

上腕三頭筋の鍛え方

  • 肩関節の伸展(長頭のみ)→トライセプスエクステンション、フレンチプレス、リバースプッシュアップ
  • 肩関節の内転(長頭のみ)→これは自然と行う動作としてこの作用にフォーカスしたトレーニングは別にいらない
  • 肘関節の伸展→プレスダウン、ナローベンチ、ナロープッシュアップ、リバースプッシュアップ、キックバック

などなど

こんな感じで作用に沿ったトレーニングを行うようにすると効率的です。

上記すべての動作を網羅しているトレー二ングは「トライセプスエクステンション」か「インクラインキックバック」ですかね。

いろいろやるのはめんどくさいという方は上の2つのうちどちらかだけでもやるといいでしょう。

詳しいトレーニング方法を知りたい方はYouTubeで検索するか、こちらの本でやり方を学びましょう。

補足で僕がやっている上腕三頭筋のトレーニングは以下の通りです(2021年5月29日時点)

もりしょー式三頭筋トレーニング

ミッドレンジ種目:ダンベルナローベンチ

ストレッチ種目:トライセプスエクステンション

コントラクト:インクラインキックバック、ケーブルプレスダウン

主に上記の4種目を行います。

ミッドレンジとかコントラクトってなんや?と気になる方は以下の記事をお読みください。

ポイントは刺激に慣れさせないこと。筋肉を効率よくつける筋トレメニューの組み方

まとめ

腕を太くしたいならアームカールじゃなくてリバースプッシュアップをしろ!ということでした。

結論、かっこいいカラダになりたいなら筋トレの勉強や筋肉の勉強はかかせないよねっていう話です。

勉強するなら以下の記事で紹介している本を買っておけば間違いないでしょう。

興味がある方はぜひチェックしてみてください。

筋トレをはじめる前に読んでおきたいオススメの筋トレ本ランキングベスト10!

以上モリショーでした!

バイバイ!

関連記事

トレーニングで一番大事なことは「前回よりも少しでもいいトレーニングができたかどうか」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です