「あなたの知らないあなたの強み」を読む目的
どうやら人によってタイプがあり、人によって強みの部分が違うらしい。
それを活かすように生きれば、もっと人生がうまくいくかもしれないと思ったため。
学び、気づき
自分のタイプを知ることができたし、人間にはいろんなタイプの人間がいることがわかった。
自分は受容性が第一因子で、弁別性が第2因子だった。
つまり僕はまず人の喜びが自分の喜びだと感じて、それでいて合理的な選択を好むタイプらしい。
この本の素晴らしいところは、ただ単純に自分のタイプを知ってはい終わりではなく、様々なタイプの人に合わせた教育方法の提案などが知れたところ。
メモ
日本人は第一因子もしくは第二因子が「受容性」の人が64%
その次は「保全性」か「拡散性」に分かれる
保全性が65%、拡散性が35%
保全性は知識やスキルを積み上げていくことを好む因子
時間をかけて努力すれば到達できそうで、自分の経験値を最も高めれそうなものを選ぶ
保全性は不安な時や悩んだ時に勇気を得られるルーティンを持つ
保全性の高い人は何か問題が起きると、過去に積み上げた知識や情報で解決しようとする。
現に今問題が起きていたり、不安があったりするととりあえず情報に満たされて前に進んでいる気持ちになろうとする
保全性の高い人は、闇雲に情報を集めるのではなく、誰にも負けない専門領域を持つことを目指すといい
専門領域の知識を体系化し、それ以外の領域で戦おうとはしないこと
いろいろな人と出会って視野が広がるのは、拡散性の高い人
社外の人たちより、社内や仲間、ライバルの存在を糧に成長していけるのが保全性の強み
凝縮性の高い人は、自分の価値観が明確なので、働く目的もしっかり持っている傾向がある
拡散性の高い人は、自分の興味の赴くままに動くので、周りからは夢に真っ直ぐ突き進んでいるようにみえる
受容性の高い人は、人の喜びが自分の喜びと感じる←まずは身近な誰かのためから始めていい
弁別性の高い人は、設定したゴールにいかに合理的なルートで到達するのかに生きていく上での重きを置く
国家資格受験を支援している専門学校の話
「資格取得が目的の人」「開業を目的としている人」「困っている人の役に立ちたい人」の3グループの中で一番合格率が高かったのは困っている人の役に立ちたい人のグループだった
大欲は無欲に通じる
欲を大きく広げていけば、世界の人々の幸せを願うことになる
自由にやっていいよと指示を出しがちなのは拡散性の高い上司
そう言われて不安になるのは保全性の高い人
保全性の高い新人には保全性の高い同質のトレーナーが教えるのがいい(他の性質も同じ)
上司と部下の学習スタイルは同じ方がいい
保全部下を指導するのであれば、ステップごとに「なにをするか」「どのくらいかかるか」を示し、先を見通せる状態にしておくことで安心感を与える
2年目からは異質なタイプによる指導が部下の成長には必要
保全部下が拡散上司に潰されないようにするには、予習復習が大事
拡散性の高い部下に対しては、目の前の仕事がいかに興味深いのか、面白いのかを伝える必要がある
また、つまらない仕事でも、どうすればもっと効率的にできるだろう?君にしかできないはずだからと言ってやる気をださせる
弁別性の合理主義者は、相手を思いやる受容性には冷たく感じられる
感情で寄り添うより、合理的に目的達成を支援する
弁別上司にデータや根拠を揃えて報告、相談すると力になってくれる
来るもの拒まず去るもの追わずの性格
保全性の高い上司を説得したいなら、感情に訴えかけて相手の懐に入り込む
理屈で押してもダメ
相手と同じ思いですという感じで懐に入り込む
成長するには自らの限界を知るという経験が必要である
受容性の高いリーダーや上司は、優しさを履き違えてはならない
本当の優しさとは、部下の自立を促すことである
巣立ちができたかどうかは長期的なスパンでしかわからないが、決してその場限りの優しさで部下の自立を妨げてはいけない
介入しすぎず、相手に気づきを与えるような対話
信じて、見守るスタンス
部下を育てるには、程よい距離感を保ち、突き放すことが肝心
「口を挟みたくなたら唇をかめ」
ネクストアクション
タイプ別の指導方法を加味してパーソナルトレーニングにも活かす。
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