こんにちはモリショーです(@morisyofitness)。
フリーランスのパーソナルトレーナーになってから、少しでも筋トレで挫折してしまう人を減らし、筋トレで人生を豊かにする人が増えてほしいという思いで筋トレに関する情報発信を行ってきました。
ですが、最近はすごくフィットネス関係の情報についてイラ立ちを覚えています。
先日、以下のツイートをしました。
世の中の広告って大げさだなぁって思うものが多い印象ですが、フィットネス系の広告は特にひどく感じる
まぁ目につくためには仕方がないことかもしれないけど、そのせいでお客様に間違った認識が生まれたりするのでやめてほしい
— モリショー@トレーナー不要へと導くトレーナー (@morisyo_kintore) November 14, 2020
世の中の広告って大げさだなぁって思うものが多い印象ですが、フィットネス系の広告は特にひどく感じる
まぁ目につくためには仕方がないことかもしれないけど、そのせいでお客様に間違った認識が生まれたりするのでやめてほしい
これを深掘りしていきます。
この記事を読んで、少しでも間違った誇大広告に騙される人が減ることを願います。
フィットネス系の誇大広告まとめ
- HMB「プロテインの約20倍の効果!?努力せず痩せる時代だぜ?これ飲み始めてから女が向こうから寄ってきてな笑」
- とあるパーソナルジム「たった1.5ヶ月でマイナス13kg」
- とあるYoutuber「下腹部痩せトレーニング、背中痩せトレーニング、脚痩せトレーニング」
これらの広告に共通するのは、「ラクして痩せたい」という消費者側の心理を見事についているということです。
はっきりいいますが、ラクして痩せる系は全て誇大広告です。
ボディメイクを約5年以上行ってきた僕が思うので間違いありません。
ダイエットやボディメイクはラクして成功するものではありません。
とても頭を使うし、はじめて本気のダイエットをするときははっきりいってキツイものです。
ちゃんとした知識があれば、こんな広告には騙されないはずなのですが、一般的に栄養学や生理学を学んでいる人なんていないのでしょうがないんですけどね。。。
一つ一つ詳しく解説していきます。
HMB「プロテインの約20倍の効果!?努力せず痩せる時代だぜ?これ飲み始めてから女が向こうから寄ってきてな笑」
一番腹が立つのはこの広告ですね。
努力せず痩せる時代?
→いいえ、ちゃんとした知識を身に付ける努力、食事内容を選択する努力、トレーニングする努力全て必要です。
プロテインの約20倍?
→そんなわけないです。HMBは筋肉の分解を抑えることによく働きやすいものです。そもそもなにをもって20倍の効果といっているのかわかりませんね。
女が寄ってくる
→女という呼び方も気に食わないし、飲んだだけで寄ってくるわけないだろ☺️
HMBについてはちゃんとそれなりに効果のあるサプリメントなのに、こうした誇大広告のせいで他の真剣に出しているメーカーさんが被害を受けているのでいますぐやめていただきたいですね。
HMBの効果を詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
とあるパーソナルジム「たった1.5ヶ月でマイナス13kg」
まず、この1、5ヶ月でマイナス13kgは可能かというと可能ではあります。
ですが、ぼくがパーソナルトレーニングで仮にお客様に「1、5ヶ月で13kg落としたいんです!」と言われたとしても、絶対にそのような減量をさせることはしないです。
なぜなら、明らかに健康に支障が出るレベルの減量幅だから。
健康的に痩せるなら1ヶ月あたり体重の5%未満が良く、リバウンドしにくいと言われています。
1、5ヶ月で13kg痩せたということは、1ヶ月で8、67kg痩せたことになります。
つまり、約180kg近くの体重がある方であればそのくらいの減量幅でも体重の5%未満にはなります。
いやいや、現実的に考えて180kgもある人がパーソナルトレーニングにこないでしょと思います。
ですので、このパーソナルトレーニングでは、健康を害するレベルのリバウンド確実なダイエットを提供していると言えます。
短期間で10何キロも痩せたら数字的には「すごい!」とぱっと見の視覚情報では思うかもしれませんが、よく考えるとやばいよねという事例でした。
とあるダイエット系Youtuber「下腹部痩せトレーニング、背中痩せトレーニング、脚痩せトレーニング」
「〇〇痩せ」と書くとそのピンポイントに悩んでいる人に対してヒットさせやすいです。
ですので、そのような書き方や伝え方になってしまうということはぼくたち発信側にはわかります。
ですが、お腹痩せや脚痩せや背中痩せなどの特定の部位だけ痩せるなんてことはありえないんです。
腹筋をいくら鍛えまくったからといって、お腹周りの脂肪がみるみる落ちるわけではないです。
結局、全体の脂肪が落ちていき、落ちにくいお腹周りは最後に落ちるものだからみんな悩みがちなんですよ。
脚を細くするようなトレーニングなんてないです。
脚が太くなってしまうことを防ぐための、バランスを鍛えるためのトレーニングならわかります。
足が太くなってしまう原因である特定の部位だけを使ってしまっていることを防ぐためのトレーニング、ストレッチ、ほぐしとかならわかります。
ぽっこりお腹が目立ってしまう姿勢を改善するためのトレーニングとかならわかります。
結局、言い方伝え方なんだよねって話なんですがね、、
まとめ
とりあえずこの記事で言いたいことは、「正しい知識を身につけて変な広告に引っかからないようにしましょうね」ということです。
勉強するなら、やっぱり信頼できるトレーナーさんを見つけるか、書籍を購入して読むことに限りますね。
筋トレ関連でオススメの本はこちらの記事でご紹介しております。
それではみなさん、良い筋トレライフを!
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