こんにちはもりしょーです(@morisyofitness)
先日、以下のツイートをしました。
成長ホルモンについて
加齢に伴って分泌量が減っていくが、年齢を重ねても筋肉を継続して筋肥大されていけば、分泌させ続けられる
筋トレをすると筋肉に貯蔵されている糖質エネルギーが消費され、乳酸が発生する。そして乳酸が筋肉内に溜まると疲れから回復させようとして脳下垂体から分泌される。
— Shoma Morimoto(モリショー) (@morisyofitness) 2019年7月4日
成長ホルモンについて
加齢に伴って分泌量が減っていくが、年齢を重ねても筋肉を継続して筋肥大されていけば、分泌させ続けられる
筋トレをすると筋肉に貯蔵されている糖質エネルギーが消費され、乳酸が発生する。そして乳酸が筋肉内に溜まると疲れから回復させようとして脳下垂体から分泌される。
上記を深掘りします。
結論から言うと、小さい頃から筋トレはしたほうがいいです。
ただし、年齢も考慮しつつ高負荷なトレーニングは避けるべきでしょう。
その理由や成長ホルモンが人間のカラダにどのような効果をもたらしてくれるのかなどを解説していきます。
小さい頃から筋トレはするべき?
→小さい頃というと年齢がはっきり分りませんが、12歳くらいから徐々にするべきです
理由.神経刺激として優秀だから
ただし、年齢別にやるべきトレーニングは変わってきます。
そして、成長ホルモンに関してですが、幼少期には筋トレをしても成長ホルモンが分泌されにくいことがわかっています。
ですので、幼少期に筋トレをするのはあまりメリットがないと言っていいでしょう。
0歳〜4歳
神経系の発育は生後5カ月ころからはじまります。
しかしこの時期はまだトレーニングというトレーニングはさせなくていいでしょう。
実は赤ちゃんにとってハイハイや立ち上がって歩くことがトレーニングになっているのです。
幼児期から全身を動かすことによって大脳中枢の運動野で神経回路がつながり、いわゆる”運動神経”が発達します。
幼稚園や公園などで外遊びをさせてあげるといいでしょう。
5歳〜12歳
ゴールデンエイジと呼ばれるとても大事な時期です。
体の動かし方、動作、技術を短時間で覚えることができる一生に一度だけの貴重な時期です。
実は人間の神経系の発達は5歳〜6歳で急激に発達し、大人の80%にまで達します。
そして12歳ごろには神経系の発達がほぼ100%に達するのです。
ですので、この大事な時期にさまざまな動作を経験し、脳を刺激させておくことが大切になります。
もし、何かしらのスポーツで大きな成績を残させてあげたいと考えているのなら、ゴールデンエイジにそのスポーツを経験しておかないと難しいというのはもはや世界的な常識になってきています。
しかし、一つのスポーツだけしかしないようにしたほうがいいようです。
ベースのスポーツはあっても、遊びでもいいのでいろんなスポーツをさせたほうが、色々なパターンの神経刺激を経験させることができるからです。
12歳以下はコーディネーショントレーニングがオススメ
この時期は、まだ筋トレはしなくていいでしょう。
具体的に何をすべきかというと、コーディネーショントレーニングがオススメです。
コーディネーショントレーニングとは以下のようなものを鍛えるトレーニングです。
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定位能力:自分と周囲との関係を正確に決める能力(空間把握)
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変換能力:急な状況の変化に対して適切な動作で対応する能力
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リズム能力:調和の取れた動き,イメージ通りの動きを作りタイミングを合わせられる能力
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反応能力:ひとつないし複数の情報に対して素早く正確な対応動作を可能にする能力
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バランス能力:空中や動いているときの全身バランス維持したり、崩れた体勢を素早く回復させる能力
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連結能力:身体の筋肉や関節の動きをタイミングよくスムーズに同調させる能力
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選別能力:ボールなどを操るときに足、手、目の協調をスムーズに行う能力
どんな内容なのかはYouTubeにたくさん載っているので、興味のある方は検索してみてください。
13歳〜15歳
この時期からようやく筋トレを徐々に初めていくといいでしょう。
まずは体幹トレーニングから始め、慣れてきたら徐々に筋トレも少しずつしていくと良いです。
ただし、低強度のトレーニングにするべきです。
具体的には、自重でのトレーニングにしましょう。
理由は、身長を伸ばすシステムである”骨端線”の消失が16歳〜17歳ごろなので、高負荷な筋トレはそれ以降が良いと言われているからです。
筋トレをするにしても回数が30回ほどできるくらいの重量設定にしたほうが良いでしょう。
考えると、小学校や中学校では自重トレーニングをさせられていた記憶がありますが、あれは正しい考えのもと行われていたんですね。
僕が今、元気に筋トレできているのも小さい頃から自重トレーニングをしていたからなのかもしれません。
監督、コーチに感謝です。
まずはこのような体幹トレーニング&心肺機能を向上させる有酸素運動から始めましょう。
動画のように体幹トレーニングも、数秒で動きを切り替えるやり方がいいと言われています。
一般的には1分間同じ動きで耐えるやり方が知られていると思いますが、最近になってそれはあまり効果がないということがわかっています。
17歳〜
ようやく高負荷の筋トレも解禁し始めて良い頃でしょう。
以上のように、あまり幼少期からは筋トレをするべきではないことがお分りいただけたと思います。
幼少期のトレーニングは筋肉を中心に考えるのではなく、神経系を中心に考えるべきです。
なぜなら、成長期に高強度のトレーニングをするのは骨の障害や成長阻害を引き起こす可能性があるからです。
大事なことは、さまざまな動きをして、脳にいろいろなパターンの神経刺激を経験させることです。
そうゆう意味での軽い筋トレならいいかもしれませんが、高負荷すぎる筋トレは避けほうがいいかもしてません。
12歳ごろで神経系の発達がほぼ100%なら、筋トレをして神経が発達するってどうゆう意味なの?
筋トレをして神経が発達するという意味は、簡単にいうと『中枢神経の抑制を下げ、より筋肉を動かせるようになる』という意味です。
要は、12歳まででほぼ100%成長する神経系をフルに近く使えるようにしていくのが筋トレでの神経の発達ということです。
人間には中枢神経の抑制という働きがあり、実は持っている筋肉を100%使えていません。
ところがトレーニングを行っていくと、その抑制のレベルがだんだん下がっていき、より多くの筋繊維を使えるようになってくるのです。
つまり、筋トレで起きる神経の発達というのは、中枢神経の抑制のレベルを下げ、より多くの筋繊維を使えるようにすることといえるでしょう。
そして、その中枢神経のポテンシャル(運動神経)が12歳までで決まってしまうので、12歳までにいろんな動作をしていろんな刺激を受けて神経を発達させておきましょうねというのがこの記事のまとめになります。
この記事を読んでくださったお父さん、お母さんは子どもに勉強だけでなく、いろんな遊びやスポーツなどを経験させてあげてほしいなと願います。
最後までご閲覧ありがとうございました。
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